バミューダグラス

バミューダグラスは西洋芝の一種。夏芝=暖地型芝草で暑さに強く冬は地上部が枯れます。生長が盛んでオーバーシードのベースに適しています。国立競技場で使われるティフトン、ティフトン同等以上の品質を持ちながら種子で育てられる「リビエラ」が代表品種。芝生の種類と特徴参照。

バミューダグラスの特徴

バミューダグラスは世界の暖地で最も利用され耐暑性、耐旱性、踏圧や擦り切れ圧にも強い。暖地型芝草でありながら西洋芝の葉の繊細さ、柔らかさを併せ持つ。ランナー(匍匐茎)がよく発達し生長も早い。改良種のティフトンは葉がより細く、刈り込みや踏圧からの回復が早い。

分類:暖地型芝草・西洋芝・夏芝
地域:関東以西の本州
用途:国立競技場などのスポーツ競技場、公園

国立競技場で使われるバミューダグラス「ティフトン419」

バミューダグラスの改良種ティフトンは葉がより細く、刈り込みや踏圧からの回復が早い特徴を持ちます。そのティフトンを上回る画期的な品種が「リビエラ」です。ティフトンと同等以上の芝品質を持ちながらティフトンと異なり種子から育てられるからです。

ティフトンと比較したリビエラの特徴は
・濃緑色でティフトン419とほぼ同じ葉幅
・種子から育てられコストが安い
・ティフトン419よりも耐寒性に強い
・ティフトン419よりも擦り切れなどからの回復力が強い
ということでティフトンと同等または上回る特性を持ちながらコストが安い点が評価されています。

茨城県立カシマサッカースタジアム芝生広場のある公園・スポーツ競技場

【鹿島】カシマスタジアムの芝を5年ぶり張り替え通年緑化&芝生管理ビジネスに乗り出す

スポーツ報知によるとJリーグの競合鹿島アントラーズの本拠地「カシマスタジアム」が5年ぶりに芝生を全面張り替え、サッカースタジアムとしては世界初となる「シーショア・パスパラム改良型」という芝の新品種を採用したそうです。通年常緑化によりカシマスタジアムの稼働率を上げると期待されています。

GINZA SIX屋上庭園 201710芝生の種類と選び方

富士化学など芝生の品種改良事例 エルトロ、ビルトール、TM9

化学工業日報によるとケイ酸ソーダ国内大手の富士化学が新規事業として育成中の植栽事業で改良型高麗芝を開発、矮性チガヤは量産体制に入り早期の商業販売を目指す、としています。富士化学の改良型高麗芝「新芝草 わかば」は秋冬期も緑を保つ特徴を持ちます。矮性、踏圧耐性など芝生品種改良の流れについて。

バミューダグラス20171201バルコニーで芝生チャレンジ

【12月】プランターに芝生を植えバルコニーで育てる【3ヶ月目】

西洋芝で夏芝のバミューダグラスを種から育てて3ヶ月目の経過観察です。現在2〜3cm程度で分けつも少なく芝刈りは1回もしていません。屋外で育てていましたが種を追いまきして発芽適温を確保するため屋内に入れました。保温すると再発する白カビと戦っています。