芝生は一度植えたら継続的な手入れが必要。必ず行う刈り込み、除草、その他適宜水やり、サッチかき、目土かけ、エアレーション、病害虫の防除などを行います。これらの作業に必要な道具として芝刈り機、芝生バリカン、ローンスパイク、ローンカッターなど芝生特有の道具もあります。
芝生バリカン・芝刈り機
芝生に特有の作業で最も頻繁なのが芝刈り。芝刈り機にはバリカン→人力/充電式/電動式/エンジン式など幾つかあり面積や特徴で使い分けます。芝刈り機の刈り刃の構造にはリール式/ロール式があります。
電動芝刈り機用の延長コード
地味に必要なのが延長コード。隅々まで芝刈りするには延長コードを買うことになるでしょう。充電式の芝刈り機はこの点でメリットが有ります。
芝刈りハサミ
芝刈りハサミは芝生の面積が小さかったり、芝刈り機では難しい生え際を処理するのに便利。大量の芝刈りは疲れるので芝刈り機を補う使い方が良いでしょう。
刈った芝や落ち葉を集める「レーキ」で「サッチかき」する
刈った芝を放置したり冬枯れした葉が堆積すると「サッチ」と呼ばれる芝の葉や根が堆積した層ができてきます。「サッチ」は分解されづらく表層に堆積すると通気性や水はけを悪くします。また苔やキノコの原因になります。この「サッチ」を熊手やレーキで書き出す手入れ作業が「サッチかき」です。伸縮式のレーキが人気です。
草取りの小ガマ・除草フォーク
見つけ次第根ごと取り除くのが芝生除草の原則。根に差し込んでテコの原理で引き抜く手鎌や草取り用のフォークが便利です。
ローンカッター/エッジカッター
バリカンや芝刈り機が苦手とする際を処理する道具が「ローンカッター」。芝生が建物や道路、花壇などの切れ目とぶつかる部分です。ローンカッターは体重をかけて押し込むと芝が切れる仕組みです。
エアレーションのための「ローンパンチ」
「ローンパンチ」は「ローンスパイク」とも言います。芝生に穴を空けて通気性や根の活性化を狙います。体重をかけて穴を開けるタイプと、歩くだけでスパイクできる商品があります。
▼一般家庭の庭なら便利グッズを使う方法も
肥料散布機
肥料以外に目土の散布にも使えます。面積が広い時はもちろん、均一に撒くのにも便利です。芝生は肥料に敏感に反応し色ムラが出ますので均一に撒けることは重要です。
転圧ローラー
土を耕した場合に表面をならすため、あるいは芝張りをした後密着度を上げるため「転圧」を行います。表面が浮いていて根付きが悪くなったりデコボコして生育不良になるのを避けられます。
スプリンクラー
面積が広くなってくると大変なのが水やり。最近は家庭のガーデニングにも使える簡易なスプリンクラーも出回っており検討に値します。スプリンクラーは散水できる角度や距離で見比べましょう。校庭にあるようなインパクト式、首振り式、水圧で360度振りまくものなど幾つか方式があります。
芝生の根止め
「根止めフェンス」「芝生の根ストッパー」などとも呼ばれます。芝生は放っておくと匍匐茎や根で広がり道や花壇などに侵入していきます。芝生の拡大を防ぐ道具が「根止め」です。板状のパーツをハンマーで打ち込んでエリアを区切れます。土砂の流出対策にも使えます。→根止め板で芝生の侵入を防ぐ
以下、芝生以外のガーデニングにも使える道具を列挙していきます。
散水ホース
Amazon1位のホースはカバーに取っ手付きで手を汚さず巻き取れ、持ち運びも簡単です。また水流がキリ、シャワー、ジェットなど複数切り替えられます。ホースのねじれを防止する機能も付いています。
均等に撒くための「フルイ」
目土の厚みに差があると芝生の生育に差が出てきます。「フルイ」で撒くことで目土が均等になります。
表面をならす「トンボ」
土壌が凸凹して水たまりができると生育の悪い箇所が出るため、傾斜を付けたり表面を均等にします。トンボを使って地面を平らにならしたり、目土を刷り込んだりします。