新横浜公園ドッグランは天然芝のドッグラン。天然芝の管理は日産スタジアムのグリーンキーパーが担当していて安心。緑の絨毯で犬を放し飼いには夢がありますがペットのおしっこで枯れるという心配も。実際の所、自宅の芝生で犬を遊ばせられるのか調べてみました。
日産スタジアムのドッグランは天然芝だというニュースを見かけました。公園の芝生で犬を散歩させたり、天然芝のドッグランで遊ばせる方も多いでしょう。いつかは庭に天然芝の芝生を作ってペットを放したい。実際には芝生は植えた後もメンテナンスが必要で、また犬猫の糞尿で枯れてしまう問題があります。
横浜最大級!スタッフ常駐の天然芝ドッグラン「新横浜公園ドッグラン」
「新横浜公園ドッグラン」は日産スタジアムを中核とする新横浜公園の施設。3000平米のうち小型犬エリア600平米、フリーエリア2400平米。開場は水・木・土・日の4日間で開場時間はシーズンに寄って変わります。年間登録制でスタッフも常駐しています。
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— 白柴きゅーすけ (@mame_ume55) 2017年9月24日
新横浜公園ドッグラン
寒い日も元気いっぱい 新横浜公園ドッグラン | 港北区 | タウンニュース
ドッグランに適した芝の条件?コウライシバより西洋芝がおすすめ!
犬が走り回る環境は芝生の利用シーンとしてはスポーツ競技場に似ていて踏圧、擦り切れからの回復力が大事です。芝生は使えば痛み、養生すれば戻るという関係なので使用頻度が高い場所では損傷を前提に回復力が高い芝草を選びます。
1.損傷からの回復力が高い:同じところを走り回ったり、ほじくったりなどの損傷
2.尿由来の耐塩性が高い:おしっこにより局所的に塩分が増え芝が枯れるため
3.葉が柔らかい:子供が裸足で走り回るのと同じようにペットにも優しい
日本ではコウライシバが1番使われていますが芝の生長は一般に日本芝より西洋芝の方が早いのでドッグランや犬を遊ばせる前提のご家庭の芝には回復力が高いバミューダグラスの「リビエラ」やセンチピードグラスの「ティフ・ブレア」などがおすすめです。両品種とも旺盛にランナーで広がり塩害にも強い特徴があります。センチピードグラスにはアレロパシーという雑草抑制効果が認められていて遠目には芝生だが近寄ると雑草混じりという事態も避けられます。
またノシバやコウライシバをドッグランに使用する場合、犬がよく通るルートやおしっこで枯れたスポットが回復されず露地化してしまう可能性が高いです。
▼日本芝と西洋芝の違い
▼西洋芝は日本芝より葉が細く柔らかい特徴を持つ
犬走りに芝生を敷くか問題
泥はねを防ぐため建物の軒下などの外縁部を砂利やコンクリートを敷いたものを犬走り(いぬばしり)と言います。犬くらいしか通れない細い土地・道ということですが犬走りに芝生を敷けば泥はねを防げそうに思えます。有りでしょうか無しでしょうか。
結論から言うと芝生の状態が良い間は泥はねを防げますが2つの理由からおすすめしません。日照や芝刈り、踏圧の問題があります。タイルやコンクリートが難しい場合、足音がする防犯面から玉砂利・砕石がおすすめです。
▼通路への泥はねを砕石で防ぐ
日陰になる面で生長が落ちる
家屋の四面であれば面によって常に日陰、またじめじめした面ができてきます。面によって生長が大きく異なりきれいな芝生にはならないでしょう。また「際刈り」という用語があるように構造物の近くは芝刈りしにくい場所の代表です。際(きわ)がずっと続く犬走りは伸びた芝が見苦しい状態になりがちです。
踏圧で芝が剥げる
犬走りは細長いので常に同じ所が踏まれます。通行量が多く回復できない、あるいは踏み固められ水はけが悪い土というのは芝生が苦手な環境です。踏み固められた土が露出した通路になるなら最初から砂利なり踏み石なりを敷いた方が良いです。
小ネタ:竜巻被害のレポート中に犬が芝刈り機を操縦するシュールな映像が流れる
2016年の春、アメリカのテキサス州全域に大きな被害をもたらした竜巻。そんな中一匹の犬がまったりしている姿が目撃され話題となりました。地方ニュースを扱うTV局KYTXのアンドレア・マルチネスがテキサス州マラコフで竜巻被害を伝えていた所、彼女は瓦礫の中で芝刈り機に乗り込んでリラックスしている犬を見つけたそうです。