芝生に生える苔(コケ)とその対策。水はけや日当たりが悪い芝生には数十種類の苔(コケ)が生えます。ゼニゴケなど美観も悪く大量に増えると芝生と混在して除去が困難な苔(コケ)について。酢酸成分の除草剤がコケ退治に有効。土壌を改良し水はけや通気性を良くするのが根本的な苔(コケ)対策です。芝生の雑草の種類と対策。
苔(コケ)が生えるのは原因ではなく結果
苔が好む環境だから増えるので一時的に苔を除去してもまた再発してしまう、という体験談が多いです。具体的には土壌が粘土質だったりサッチが溜まっていて水はけ、通気性が悪くなると苔が増えます。
繁殖力が強いゼニゴケ
見栄えが悪く繁殖力が強いゼニゴケは対策したい苔の代表でしょう。地面に張り付くように生えるため除去も困難です。
苔専用の除草剤「キレダー」
苔は雑草向けの除草剤では枯れません。苔専用の除草剤で対策する必要があります。「キレダー」は芝生にも使える苔専用の除草剤(防除剤)です。光合成を阻害する薬剤で苔を枯らす機能があります。キレダーは日本芝・西洋芝共に農薬登録されています。
安価にコケ退治するなら酢酸
酢酸はゼニゴケなどコケ類の退治に昔から使われてきました。芝生用には酢酸を成分とする除草剤が出ています。
またAmazonなどで500ml500円の酢酸の原液を買って自分で5%(20-30倍)に希釈して散布する方法もあります。「氷酢酸」とは純度が98%以上の酢酸。引火点約44度と蒸気の沸点が低いので火気の近くで使わないこと、皮膚に付くと炎症を起こすのでビニール手袋とマスクとゴーグルを着用する、散布後の酢の臭いがかなりきついなど注意事項もあるので注意してください。
Amazonではイシクラゲやゼニゴケが翌日には枯れるとあり効果はあります。
酢酸の取扱が心配な人は500ml650円濃度30%ほどの食品添加用もあります。念のため希釈する時はビニール手袋とマスクとゴーグルの着用をおすすめします。