芝生は種子、切り芝、ロール芝の3形態で流通するが生産地からマット状に切り出す「切り芝」が一番身近。日本で一番使われている高麗芝の発芽率が低く種子から育てられないので「切り芝」を業者やホームセンターから買ってきて芝張りするのが一般的な芝の作り方です
マット状の「切り芝」
「芝を張る」という言い回しがあるように「切り芝」で「張芝」するのが芝生を造成する最も一般的な手法です。
「切り芝」とは芝の産地から長方形に切り出した芝生マット。専門用語ではソッド(sod)とも言います。切り芝の大きさは産地によって異なり購入前に確認が必要です。おおよそ30cm角の切り芝を9枚から10枚束ねたものを一単位として扱います。
▼各地方の「切り芝」規格
産地 | 長さ(cm) | 幅(cm) | 枚数 | 1束の面積(m2) |
茨城 | 35 | 26 | 10 | 0.91 |
鳥取・九州(鹿児島・宮崎) | 37.1 | 30 | 9 | 1.00017 |
九州(鹿児島・熊本) | 33.4 | 30 | 10 | 1.0020 |
切り芝の費用と一束の面積
芝生を作るには切り芝以外に床土や目土などの費用もかかりますがここでは置いておきます。
切り芝は束単位で流通しますが芝を敷き詰めるベタ張りなら0.9〜1平米、切り芝に目地を設ける目地張りの場合約1.2平米相当と言われています。
また費用は一束500円〜2000円程度ありますがあまり安い所は品質が不安ですから1500円程度見ておく必要があります。最近では産地からネット直販で買える所も増えています。切り芝は切り出した後日数が経つほど痛みますがホームセンターを経由するより産直の方が良い芝を得られるでしょう。芝生の販売形態と購入方法をクリック。