根止め板で芝生の侵入を防ぐ

芝生はランナー(匍匐茎)で横に伸びていく性質があります。通路や花壇に飛び出したランナーは見苦しいですよね。そんな時は「根止め板」でエリアを区切れば芝の進出を食い止められます。

はみ出すランナーは見苦しい!!「キワ(際)」の処理が芝生の印象を左右する

高麗芝やノシバなど多くの芝草は地表を這うランナー(匍匐茎)で広がります。この性質は切り芝を張るときに目地を設けても勝手に埋めてくれるという意味では役立ちますが芝生エリア以外に進出してしまうと困りものです。

元々壁際や飛び石際などは芝刈りしづらく、伸び放題になって雑然とした印象になりがちな場所でもあります。“手入れされた芝生”という印象を与えるには、際の処理が重要です。

▼ディズニーランドの際の処理
端から数センチで根切りして境界線となるゾーンを設けている
エッジの根切の例

▼根切りの例
あえて数cm掘り下げて地中・地上からのランナーを防止する。

体重をかけて押し込むことで芝草の根まで切れるターフカッターです。境界から3〜5cm内側を切り落とし芝生を剥がします。段差・溝には縁と同じ高さまで目土を補充します。

芝生はランナーという地中・地表に伸びる繁殖用の茎で節から葉や根を出して生息域を広げていきます。イラストでは芝生を増やす時の話をしていますが飛び出してほしくないエリアがある場合は逆にランナーを物理的に遮断するのが有効です。
目土入れ

手頃なレンガ、根止め板

芝生との境界を作る方法として手頃なのはレンガを並べて縁石代わりにすること。レンガなら曲線を作るのも簡単です。デメリットはブロックの隙間に芝草が入り込むとハサミなど処理に手間がかかるることです。予防措置としては芝生の刈り込み・芝刈りのエッジ処理の要領でターフカッターで内側5cmくらいで根ごと切ってしまうときれいな見た目になります。

芝生の根切り

芝生の刈り込み・芝刈り・際刈り(キワ刈り)

2017/12/8

その点園芸店などで手に入る根止め板は曲線も作れ隙間もないので確実に芝生を遮断できます。根止め板は薄い屋根瓦状の板で隣同士被っている部分があるので芝が入り込む隙間がありません。

例えば下記の根切り板はポリプロピレンの板をゴム製ハンマーで埋め込むものです。幅16cm厚み0.8cm高さ14cmで地中に埋め込む分地表には10cmほど出るでしょうか。20枚セット2000円弱で310cmをカバーします。

ハンマーなしなら40枚2300円のセットもあって6m仕切れます。

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