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芝生の張り方(芝張り・目地張り・ベタ張り・鳥取方式他)

目地張り・ベタ張り・市松張り・すじ張り

ホームセンターで買って来た芝生のブロック「」の張り方について。「」を並べる「」で芝生を作る4つの方法。「」の張り方には目地張り・ベタ張り・市松張り・すじ張りなど幾つか方法があります。目地が大きい張り方ほど「」の量を減らせるメリットがありますが芝草が全面を覆うまで時間がかかります。更に繁殖力旺盛なティフトンを使う鳥取方式についても触れます。

芝の張り付けに適した時期

芝張りは一年中できるものではなく適した時期があります。暑すぎたり寒すぎたりすると根付かなかったり、養生期間を長く取る必要があります。

関東以西で一般的な高麗芝の場合15度から生育を始め最も盛んなのは25度から35度と言われています。この生育適温を季節に当てはめると芝張りに適しているのは4月〜5月がおすすめで初秋も可能です。関東・関西では6月前半には梅雨入りしますが雨で芝生の管理が難しくなります。根付くには1ヶ月程度かかるとして余裕を持った作業計画を立てましょう。

重ねた切り芝が痛む原因として「蒸れ」があります。ダンボールも痛むので雨の日は出荷しない芝産地もあります。作業日まで日数がある場合は立てて保管してください。

芝張りに必要な切り芝の量

切り芝は芝生の販売形態と購入方法 で触れたようにおおよそ30cm角の切り芝を9枚から10枚束ねたものを一単位として扱います。目地次第ですが1束1〜1.2平米で計算できます。

前処理の草取り、床土を入れて整地、排水対策

草取り:一旦芝張りすると土を掘り起こせないので根ごと雑草を除去します。芝生の雑草対策に出てくるスギナ、ハマスゲ、、クローバーなど地上部を取り除いても根から再生してしまう種類は見逃さないようにしましょう。種類によっては非選択性の除草剤を使う方法もあります。

整地:地面をレーキなどで5cm程度耕し、平らにします。土塊や石、雑草の根なども取り除きます。地面が硬い、粘土質などの場合は表土を取り除いて床土(床砂)を入れます。家庭用であれば肥料や水はけを考慮した芝生用の床土・床砂商品があります。

排水対策:西洋芝は水はけが悪い土壌に弱いため粘土質な所では洗い砂などで土壌改良します。また排水対策として1mで1〜2cm低くなる程度に傾斜を付け芝表面を水が流れるようにします。

芝生の張り方:目地張り・ベタ張り・市松張り・すじ張り

代表的な芝生の張り方は上記4種類。切り芝を隙間なく密着させるベタ貼りがいきなり綺麗にできますが隙間を設ける目地張りなら切り芝の量が8割、市松張りなら5割と減らせます。その分芝生が増えて全面埋まるまで時間がかかったり隙間に雑草が生えやすくなりますのでコストとのバランスで選んでください。

目地張り・ベタ張り・市松張り・すじ張り

「目地張り」の方法と特徴

敷き詰めるだけのベタ貼りは簡単なのでもっとも一般的な目地張りの説明から。切り芝と切り芝の隙間=目地を設けるのが「目地張り」です。切り芝同士に3〜5cmの隙間をあけてレンガ積み模様にし、隙間は目土で埋めます。4月に張れば芝生が成長して8月には全面が埋まります。隙間の量によって切り芝の量をベタ貼りの8割程度で済ませられるのがメリットです。

「ベタ張り」の方法と特徴

ベタ張りは平張り(ひらばり)とも書き、切り芝を隙間なく全面に貼ります。面積が広い場合ロール芝でも同じ効果が得られます。目地がないので仕上がりが綺麗なのが特徴で切り芝のコストが目地張りの1.5〜2倍近くかかるのがデメリットです。お金があるならベタ張りがおすすめです。

ベタ張り、目地張りに共通する注意点として継ぎ目が十字路にならないようレンガ積みのように並べます。継ぎ目が十字路だと雨で目土や床土が流されやすくなります。またレンガ積みだと継ぎ目に芝生が接する面積が増えるので早く埋まりやすいメリットもあります。

「市松張り」の方法と特徴

市松張り(いちまつばり)では一枚おきに芝生を張っていきます。4月に張れば芝生が成長して10月には全面が埋まります。切り芝の量をベタ貼りの5割程度で済ませられるのがメリットです。

「すじ張り」の方法と特徴

条張り(すじばり)は5〜10cm幅に切った芝草を5〜10cm隙間をあけて1列に張る方法です。切り芝を切らずに並べても同じ効果が得られます。法面など傾斜地で無理なく張れるメリットがあります。市松張り同様、5割程度の切り芝で済みますが全面芝になるまで目地張りより時間がかかります。

ポット苗を植える鳥取方式とは

鳥取県は茨城、鹿児島と並ぶ芝草の大産地。その鳥取で提唱されている芝生の管理方法が「鳥取方式」でNPO法人グリーンスポーツ鳥取が登録商標を取って普及活動しています。維持費用を抑えつつ校庭や空き地の緑化を進める運動をしていて、その一つにバミューダグラスの一種「ティフトン419」の苗を1平米あたり4株植える手法があります。ティフトン419は暖地性芝草の中で最も匍匐茎の生育が盛んな品種のため、3ヶ月程度で全面が覆われる驚異的なスピードを誇ります。

ベタ張りに比べ1/10程度と劇的に安く済むのに全面芝生になるのが早いのが特徴です。植え付けは6月下旬が推奨されています。

鳥取方式でティフトン419を植えている実例:鳥取方式で庭を芝生化する

まとめ:芝張りの方法

芝張りに適した時期、用意する切り芝の量、芝張りの方法について見てきました。成育が盛んになり始める4〜5月が芝張りに適した時期で、用意する切り芝は1束1.2平米相当で計算できます。もっとも一般的な芝張りの方法は目地張りですが予算があればベタ張り、少なければ目地が大きい張り方を選びます。