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芝生を剥がしたい、枯らしたい場合(除草剤・防草シート)

枯れた芝生

 

 

前の住人から引き継いだ芝生の手入れが負担になっている、あるいは雑草だらけになった芝生を一からやり直したい。そんなときに考えたいのが、除草剤で芝生を含めて根こそぎ枯らす方法と、防草シートで地面ごと覆ってしまう方法です。どちらも「もう芝生の管理に時間をかけたくない」という悩みに直結する対処法です。

この記事では、芝生を丸ごと枯らす除草剤の使い方、手作業で芝生を剥がす際の道具、そして雑草対策として効果の高い防草シートの選び方まで、順番に紹介します。

目次

芝生を「剥がしたい」「枯らしたい」ときの選択肢

芝生をリセットする方法は大きく二つに分かれます。ひとつは除草剤で地表から根まで枯らしてしまう方法、もうひとつはシャベルなどで芝生そのものを剥がし取る方法です。さらに、剥がしたあとに再び雑草が生えるのを防ぐなら防草シートを併用します。管理の手間を減らしたいだけなら、除草剤と防草シートの組み合わせがもっとも省力です。

除草剤ラウンドアップなら芝生も雑草もなんでも枯れる

除草剤には、芝生以外の雑草だけを枯らす選択性除草剤と、対象を選ばず枯らしてしまう非選択性除草剤の二種類があります。芝生を残したまま雑草だけを退治したいなら選択性除草剤が基本です。芝生ごと枯らしたい場合は非選択性除草剤を使います。

選択性除草剤と非選択性除草剤の使い分け

通常の芝生管理では、まず選択性除草剤の使用を検討します。抜きにくい難防除雑草には、周囲の芝生に薬剤が付着しないよう、雑草の葉や茎に非選択性除草剤をハケで直接塗る方法も使われます。この使い分けについては芝生の除草剤まとめで詳しく解説しています。

ラウンドアップ(グリホサート系)の効果と特徴

芝生そのものを枯らしたい場合に選ばれるのが、ラウンドアップなどの非選択性除草剤です。ラウンドアップはアメリカのモンサント社が開発した除草剤で、公式サイトでも「ラウンドアップマックスロードで枯れない草はほとんどない」とうたわれるほど強力な除草効果を持ちます。

農業分野では、遺伝子操作によってラウンドアップに耐性を持たせた作物が栽培されており、世界的に広く使われてきた除草剤です。成分はグリホサートで、葉や茎から吸収されたあと根まで運ばれて枯らす仕組みになっています。特許が切れたことで、「サンフーロン」「エイトアップ」など各社からジェネリック的な同成分の製品も販売されています。

除草剤を使ったあと、次の植物はいつ植えられるか

ラウンドアップは葉や茎から吸収されて根に移行するタイプの除草剤です。使用後は一週間程度で植物全体が枯れきります。成分自体は土壌に付着すると効力を失う性質があるため、枯れきったのを確認できれば、そのあとに次の植物を植えても問題ありません。焦って早く植え替えると薬剤の影響が残る可能性があるので、枯れ具合をしっかり見極めることが大切です。

芝生を剥がす道具と作業の流れ

芝生を張ってから5年以上経って勢いがなくなった、オーバーシーディングを続けていたら高麗芝が弱ってきた、夏芝と冬芝が混ざって見た目が汚くなった。こうした理由から、全面的に芝生を張り替えたいという相談は少なくありません。

範囲が小さい場合は、ターフカッターや大型のシャベルを使います。まず剥がしたい部分の四辺に切れ込みを入れ、シャベルをテコのように使って芝生を持ち上げていきます。切り芝1〜2枚分ずつを切り出す感覚で進めると、無理な力をかけずに剥がせます。範囲が広い場合は、区画を分けて少しずつ作業したほうが体への負担も少なく済みます。

防草シートで芝生も雑草もシャットアウト

草取りに時間をかけられない、そもそも管理から手を引きたい。そんな場合は防草シートが有効です。地面を覆って日光を遮断するため、雑草は光合成ができず新たに生えてくることがほとんどなくなります。芝生を剥がしたあとの地面にそのまま敷けば、ほぼ草取り不要の状態を維持できます。

防草シート

防草シートは1メートル×10メートルのサイズで2000円弱程度から販売されています。シートがずれたりめくれたりしないよう、押さえ用のピンで固定するのが一般的な施工方法です。

DIYで敷くなら、ピン周りの処理を怠らない

防草シートをDIYで敷く人は多いのですが、失敗しやすいのがピンを刺した穴の処理です。ピンの穴からわずかに日光が入り込むと、そこから雑草が生えてきます。しかも周囲に競争相手がいないため、その一本だけが大きく育ってしまう傾向があります。

この失敗を避けるには、ピンの穴には必ずカバーを取り付けることが欠かせません。小さな手間ですが、これを怠るとシート全体の効果が半減してしまいます。

まとめ

芝生をどうリセットするかは、状況によって選ぶべき方法が変わります。植え替えの予定があるなら、ラウンドアップなどの非選択性除草剤で一度枯らしきってから作業に入るのが確実です。物理的に張り替えたい場合は、ターフカッターやシャベルで区画ごとに剥がしていきます。そして、今後の管理をできるだけ減らしたいなら、防草シートでシャットアウトしてしまうのがもっとも手間の少ない選択です。

どの方法を選ぶにしても、ピン穴のカバーや除草剤の枯れきり具合といった細部の処理が、その後の仕上がりを大きく左右します。焦らず一つずつ確認しながら進めてみてください。

 

 

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著者

「芝生の手入れ.com」のほぼ全ての記事を書いています。都内在住のブロガー/エディター。好きな芝はケンタッキーブルーグラス。育てている芝はコウライシバ・ノシバ、西洋芝のバミューダグラス・JターフⅡ。

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