引き継いだ芝生をリセットしたい、管理が大変なので芝生を剥がしたい時は除草剤で全て枯らします。草取り不要にするには防草シートで覆えば光合成できず新たな雑草も生えてきません。
除草剤ラウンドアップなら芝生も雑草もなんでも枯れます
除草剤にも芝生以外の目的の雑草だけを枯らす選択性除草剤、なんでも枯らしてしまう非選択性除草剤の2種類があります。
芝生の除草剤として普通の使い方をまず説明します。選択性除草剤が使える場合は選択性除草剤を使います。難防除雑草の場合、芝生につかないよう雑草の葉や茎に非選択性除草剤をハケで塗るなどします → 芝生の除草剤まとめ
さて本題ですが芝生を枯らしたい場合はラウンドアップなどの非選択性除草剤を使います。ラウンドアップ (Roundup)はアメリカのモンサント社が開発した除草剤の商品名。公式サイトで「ラウンドアップマックスロードで枯れない草はほとんどありませんが」と謳う強力な除草効果を持ちます。農業分野では遺伝子操作によりラウンドアップ除草剤に耐性を持つ作物が利用されるなど世界的なベストセラー。成分はグリホサートで葉茎から吸収され根まで枯らします。特許が切れたため「サンフーロン」「エイトアップ」「グリホ◯◯」など各社からジェネリック薬的な商品が出ています。
ラウンドアップを使った後次の植物はいつ植えられるでしょうか。ラウンドアップは葉や茎で吸収され根などに移行するタイプの除草剤です。一週間程度で全部枯れると思います。成分は土壌に付くと効力を失いますので一旦枯れきった後なら次の植物を植えられます。
芝生を剥がす道具
5年以上経ち芝生の勢いがなくなってきて全面張り替えしたい、オーバーシーディングしていたら高麗芝の元気がなくなってきた、夏芝と冬芝が混じって汚い、様々な理由で芝生を剥がしたい場合があります。
小さく剥がす場合ターフカッターや大型のシャベルで4角に切れ込みを入れた後、シャベルでテコの要領で芝を剥がします。切り芝1〜2枚分を切り出していく感じです。
防草シートで芝生も除草もシャットアウト!
管理の時間が取れず草取り不要にしたい場合、防草シートを使います。日光を遮るので新たな雑草は完全に生えてきません。ほぼ草取り不要になります。
防草シートは1m☓10mが2000円弱ぐらいで販売されています。シート押さえのピンで剥がれないようにします。
DIYで防草シートを敷く人も多いと思いますが大事なのは押さえのピン周りの処理。ピンの穴には必ずカバーを付けること。日光が入ると雑草が生え、また競争が少ないため大型化する傾向があります。