コウライシバ(高麗芝)は日本の東北以西で1番ポピュラーな芝草。一般家庭で切り芝のマットを買ってきて芝張りする場合、大抵コウライシバ。夏芝=暖地型芝草で暑さに強く冬季は地上部が枯れる。ノシバと同じ日本芝の一種。
コウライシバの特徴
ノシバよりきめ細かく綺麗な芝生を作る。地上・地下に匍匐茎を伸ばす。暑さや乾燥に強く、土壌を選ばす病害虫にも強い。生長が緩慢で比較的省力管理できる。コウライシバは発芽率が低いため種子では流通せず、産地から地面ごと切り出した「切り芝=ソッド」で流通する。より葉が細いヒメコウライシバもある。
コウライシバの生長に適した気温と芝張りに適した時期
ノシバとコウライシバでは芝生の質と耐寒性に違いがある。ノシバの方が耐寒性が強く東北の冷涼地など冬芝=寒地型芝草の西洋芝が使われる地域でも使われる。
夏芝=暖地型芝草なので生育適温は25〜35度、芝張りに適しているのは3月〜6月、初秋の9月下旬。
コウライシバの芝刈り頻度
コウライシバでは春・秋は月1回、生長が旺盛な7〜8月には週1回の刈込みが必要。