上野公園、秋葉原・和泉公園、人形町・浜町公園の芝生広場

“上野のパンダ”シャンシャン公開に沸く上野。上野公園、秋葉原の和泉公園、人形町の浜町公園の芝生について。花見で踏み固められる上野公園に広い芝生はありません。ピクニックには上野動物園や藝大よりの噴水広場があります。秋葉原の和泉公園、人形町の浜町公園にも大きめの芝生広場があり子供を遊ばせるのに便利です。東京都内広域は東京都内の芝生がある公園(ピクニック・子連れ) も参照。

上野公園の芝生:花見で踏み固められ土手化

上野公園の芝生について問い合わせがあるので確認してきました。都内を代表する花見の名所として有名な上野公園はあまりに利用者が多いため踏み固められて黒土が露出している場所が多く「芝生広場」と言えるような場所はありません。国立東京博物館や東京藝大に近い噴水方面にピクニックのシートを広げられる木陰があります。

次に紹介する秋葉原・和泉公園の方が広い芝生広場があり穴場です。

上野公園の概要

台東区の都市公園で正式には上野恩賜公園(うえのおんしこうえん)。元々寛永寺の敷地だったが戊辰戦争で旧幕府軍の彰義隊を新政府軍が討伐する戦場となり伽藍が消失、跡地が公園として整備されました。不忍池、恩賜上野動物園、西郷隆盛像など観光名所を有します。

特に柵はなく守られてもいませんが厳密には23時〜5時立ち入り禁止です。

  • 常時開門
  • 開園時間:午前5時~午後11時(時間外は立ち入り禁止)

上野公園のアクセス(行き方)

JR・銀座線・日比谷線の上野駅、大江戸線の上野御徒町、京成線の京成上野駅から徒歩数分。

上野公園の芝生

上野公園の桜があるエリアは黒土が露出した土手になっています。芝生は踏み圧が強いと傷んで回復が間に合いません。また水はけが良い土壌を好むので踏み固められた土は苦手です。

きれいな芝生があるのはスターバックス上野恩賜公園店などですが柵で囲まれ立ち入れません。ピクニックにレジャーシートを広げられるのは噴水広場〜藝大方面の林になるでしょう。

▼上野噴水広場
上野公園の噴水広場

▼上野公園噴水広場〜藝大方面の林。晩秋は落ち葉広い、夏はレジャーシートを広げて涼めるポイントです。
上野公園の林

またこの噴水広場(竹の台広場)はグルメフェスやアート展示、オリンピックに向けた催し物などイベント会場としても使われています。イベント案内は公式サイトでご確認ください。

イベント案内

上野公園の子供向け設備

上野動物園や美術館・博物館のある上野公園は週末の人混みが凄いです。徒歩圏の御徒町にかけて飲食店も多いですが路面店は昼時すぐ入れないことが多いです。雑居ビルの上の方の店、あるいは地下の店が狙い目。

秋葉原・和泉公園の芝生広場は穴場

秋葉原というと電気街のイメージですが昭和通りを渡って浅草、蔵前側は住宅地が広がっています。秋葉原駅、浅草橋駅から徒歩5分程度の和泉公園は広大な芝生広場にじゃぶじゃぶ池、複合遊具のある穴場の公園。

秋葉原・和泉公園の概要

和泉公園(いずみこうえん)は最近リニューアルされた三井記念病院の高層ビルが目印の都市公園。住所的には千代田区神田和泉町で千代田区と台東区の境界近くになります。

秋葉原・和泉公園のアクセス(行き方)

常時開放でいつでも入れます。距離的には浅草橋駅の方が近いですがエレベータの整備が良くないのでベビーカーの方は秋葉原駅から来た方が楽でしょう。

秋葉原・和泉公園の芝生広場

最初に書いた頃は冬だったので春に向けて緑になっていく和泉公園の様子をお伝えします。

–2018.4.26追記
ゴールデンウィーク前の秋葉原・和泉公園。広場の8割方が濃い緑になりました。3/26と比べると明らかに違いがあります。
秋葉原・和泉公園の芝生

和泉公園は混合西洋芝ですが右側の緑色が濃い芝(冬芝)と背が低く地面を這う芝(夏芝)の違いがよく出ています。
冬芝と夏芝

–2018.3.26追記
東京は桜がほぼ満開。西洋芝の和泉公園も冬芝が元気を取り戻したか見てきました。12月の写真と比べると緑の面積が増えていますね!

和泉公園の芝生広場

まばらになっている部分を拡大すると緑色の冬芝はランナーを出さない品種、ランナーを出す夏芝はまだ枯れている、という状態です。4-5月に夏芝の芽が出て全面を覆っていきます。

桜の花と芝生で記念撮影。

芝と桜


晩秋なので冬枯れしていますが和泉公園はメインの広場が芝生になっていて都会でこれだけ遮るもののない広大な空間は貴重だと思います。ところどころ剥げている箇所ありますが芝生の雑草も少なく全体的に良い状態の芝生です。桜が少なく花見の踏み圧が少ないのも良い方向に働いているのでしょう。
秋葉原・和泉公園の芝生広場
12月初旬なのに緑が残っているので調べてみた所ランナーを出す夏芝をメインに冬でも常緑の冬芝(西洋芝)が混じっています。
高麗芝と西洋芝の混合
葉の折れ具合でわかるように西洋芝は日本芝よりも葉が柔らかい特徴を持ちます。
西洋芝の芝生

秋葉原・和泉公園の子供向け設備

和泉公園には乳幼児向けに区切られた一角があり複合遊具に砂場、ブランコがあります。親が休めるベンチもあるのが嬉しいですね。日陰のため冬は寒いかもしれません。
和泉公園の遊具

和泉公園のじゃぶじゃぶ池です。夏は未就学児童に無料開放され監視員常駐でシャワーもありプールは早いが子供に水遊びさせたい親御さんには強い見方です。
和泉公園のじゃぶじゃぶ池

秋葉原アーツ千代田 3331の芝生広場

秋葉原のアーツ千代田 3331はギャラリーやイベントで地域に開放されている文化芸術施設。2005年に閉校した練成中学校の校舎を再利用しています。建物の手前は広場になっていますが子供を遊ばせられるような芝生はあるんでしょうか。

アーツ千代田の建物と手前の広場。柵はなく常時開放されています。千代田区の端にあり秋葉原駅前と並びレンタサイクルのちよくるを借りられるスポットです。
秋葉原アーツ千代田 3331

校庭部分の広場は芝生になっています。西洋芝ですが写真の通り冬芝の緑が少なく状態はよくありません。日陰も少ないので子供を遊ばせるにはあまり向いてないと思います。
秋葉原アーツ千代田 3331の芝生

人形町・浜町公園の芝生広場

人形町の隅田川沿いに広がる浜町公園。中央区では最大の公園で関東大震災後公園・緑地の防災機能が見直され隅田公園、錦糸公園などと共に新設されました。江戸時代は熊本・細川氏の下屋敷があり熊本藩初代藩主加藤清正を祀る清正公寺が現在も残ります。

浜町公園

浜町公園正面は「芝生広場」ということになっています。
浜町公園案内図

が、花見の踏み圧が強いためかほぼ裸地化しており一部に芝生が残るのみ、となっています。ポケモンもたくさん出ます。
浜町公園の芝生広場

コウライシバを探してみました。
浜町公園の芝生

子供向けには総合スポーツセンターの裏に遊具広場があり幼児向けに区切られているため安心して子供を遊ばせられます。
浜町公園の遊具広場