主にスポーツ競技の会場で天然芝を補う存在として人工芝が使われます。日照が確保できないドーム球場や擦り切れの激しい競技でも人工芝を使います。一方天然芝では維持費用がかかる、養生期間に利用できないデメリットもあり利用頻度をあげるため人工芝化する事例も見られます。
人工芝の構造
人工芝は芝生に似せた人工繊維=パイルが下地のシートから生える構造です。そのままだとパイルが寝てしまうので砂やゴムチップの充填剤と組み合わせて使います。
天然芝のメリット・デメリット
天然芝のメリットは四季が楽しめること、人工芝と比べれば初期費用が安いこと、状態が良い天然芝はクッション性など人工芝の品質を上回ることです。
天然芝のデメリットは土壌や日当たりなど環境を選ぶこと、手入れの工数・費用がかかること、冬枯れすること、養生で使用できない期間があることです。
人工芝のメリット・デメリット
人工芝のメリットは日照や土壌を気にせずどこでも敷けること、芝刈りなどの手入れが不要なこと、長持ちする製品で10年くらい使用可能なこと、冬枯れがなく一年中使用可能なことです。稼働率を上げられるのでスポーツ競技の練習に大きなメリットがあります。例として土壌がないベランダや日照がないドーム型球場で人工芝が使われています。
人工芝のデメリットは初期造成の費用が高いこと、状態が良い天然芝の品質には及ばないこと、水はけが悪い場所では水が溜まったりカビが生えることです。