サッカースタジアムと異なり、コートが小さく屋内も可能なフットサルでは木材あるいは人工芝が用いられます。「人工芝ソムリエ」さんの連載もあるようです。
フットサルのピッチに関する規定
フットサルの競技団体はサッカーと同じくFIFA(国際サッカー連盟)で、フットサル競技規則もFIFAの物がベースになっています。第一条でピッチの規定がありますが木または人口材質のなめらかなもの、とされていて人工芝ピッチが認められているのは国内のみです。
第一条 ピッチ
ピッチの表面
試合は、滑らかかつ平坦で、摩擦のない表面のピッチでプレーされなければならなく、できれば競技会規則に基づき、木、または人工材質でできたものがよい。コンクリートやアスファルトのピッチは、避けるべきである。
人工芝のピッチの使用は、例外的に国内競技においてのみ認められる。 – フットサル競技規則
またレジャー白書の統計によるとフットサルの国内競技人口は2011年の370万人をピークに直近は半減しています。ピッチの施設数、面数については日本フットサル施設連盟の統計が公開されていますが2006年までしかなく、その後は減少しているようです。
フットサル場の人工芝ソムリエ連載
フットサル総合ポータルサイトのデジタルピヴォ!で「人工芝ソムリエによるフットサル場の芝解説」という連載があります。年間120日以上フットサルコートの人工芝を見つめているそうです。
第5回に進んでいますが直近の記事は川崎フロンターレ運営の広大な6面コート!フロンタウンさぎぬま【人工芝ソムリエによるフットサル場の芝解説】 。
屋外・フィールドターフ人工芝 6面、ゴムチップ入りロングパイルの人工芝、その結果”ロングパイル人工芝は摩擦でボールスピードが遅くなります。”という特徴まで詳しいですね。写真も豊富です。
別のコート。私もイベントで入ったことが有ります。砂なし、ゴムチップなしの短い人工芝で、”砂が入っていない短い人工芝は、ボールが転がりやすいのでパススピードが上がります。強いパスが蹴りやすくなるので、フットサルらしいスピード感のあるプレーをするには適し”とのことです。
浅草 ROX・3Gスーパーマルチコート編【人工芝ソムリエによるフットサル場の芝解説】
両者を比べればわかるように人工芝では芝=パイルの長い短い、砂あるいはゴムチップなどの充填剤の素材/有無があります。芝が短いほどパススピードがあがります。また人工芝がヘタってきたり、ころんだ時のクッション性などを考えて充填剤としてゴムチップなどを入れる構造になっています。