山口県宇部市の常盤湖畔にあるときわ芝生のある公園サッカー場が人工芝化し2017年12月11日、リニューアルオープンしました。スポーツ振興くじ助成金やJFAサッカー施設整備助成事業の支援を受けJFAの人工芝ピッチの公認取得予定。悪天候でもプレーでき利用者の安全性、メンテナンスコストの削減などが目的。
ときわ公園サッカー場の人工芝化
以前の状態は追えなかったのですが1988年にオープンし人工芝で利用促進を図るとしているので天然芝を人工芝に改修したようです。ピッチは約9500m2で大人用1面、少年サッカーなら2面、フットサルなら4面取れます。総工費は1億2528万円でスポーツ振興くじ助成金(toto)3840万円、JFAサッカー施設整備助成金2125万円の合計6000万円弱と財源の約半額は助成金によるものです。工事期間は7末〜11末で約4ヶ月。
宇部・ときわ公園サッカー場、人工芝に刷新 機能性向上と利用促進狙い – 山口宇部経済新聞 2017/12/11
ときわ公園サッカー場で使われている人工芝は?
人工芝には2015年FIFA女子ワールドカップ決勝戦が行われたBCプレイススタジアム(カナダ)と同じ人工芝を使用。優勝はアメリカ、準優勝が日本だった大会でBCプレイススタジアムはドーム型屋内競技場でFieldTurfの人工芝が使用されています。男女のワールドカップを通して初の人工芝での公式試合でした。
別報道によると真砂土の上に15cmの砕石を敷き詰め、その上にゴムチップを4cm敷いたもので表面に出るパイル(人工芝)は2.5cm。温度抑制が評価されたとのことで「フィールドターフ・クールプレイ」辺りでしょうか?
「JFAロングパイル人工芝ピッチ公認」制度とは
国体や高校総体などの全国レベルの大会を開催するには「JFAロングパイル人工芝ピッチ公認」を得る必要があります。サッカー競技の裾野を広げるに当たり天然芝の競技場が増えるには時間がかかります。土のグラウンドを改修し芝のコンディションを維持しその維持財源を確保する必要があるからです。
そこで良質なプレー環境の供給と不足している芝ピック確保のため天然芝ピッキを補完する人工芝ピッチを容認することになったものです。人工芝の製品を認証するものではなく、実際のピッチを検査して品質を認証する所に特徴があります。
本協会が主催する国内競技会において、競技のフィ―ルドに人工芝フィールドが用いられる場合、その表面は FIFA サッカー芝クオリティプログラム(FIFA Quality Programme for Football Turf)または国際試合基準 (International Match Standard)もしくは「JFA ロングパイル人工芝公認ピッチ」の要件を満さなければならない。
人工芝ピッチ公認に関するガイドブック
「JFAロングパイル人工芝公認規定」によると「FIFA推奨2スター又は1スターの認定を既に受けた製品については、製品検査の一部を免除することができる。」とあるのでこれを利用することになりそうです。