シバキープは、レインボー薬品の芝生用除草剤シリーズです。雑草が生える前にまく粒剤(Ⅲ粒剤・プラスα・プラスV)と、生えた雑草にかける液剤(AL・エースシャワーなど)があり、ほとんどが高麗芝などの日本芝専用です。製品ごとの成分と違い、使い方と散布時期をまとめました。
- 雑草が生える前〜生え始めなら粒剤(土壌処理型)、生えてしまった雑草には液剤(茎葉処理型)
- プラスαとプラスVはどちらも肥料入り。除草成分が違い、プラスαはトリアジフラム+DBN、プラスVはメコプロップ+DBN
- 肥料がいらなければⅢ粒剤。長く定番だったⅡ粒剤は、現在メーカーの製品一覧に掲載がない
- 西洋芝(ケンタッキーブルーグラス)にも使えるのはALだけ(メーカーのシリーズ一覧による)。ほかは西洋芝に適用がなく、薬害で枯れるおそれがある
- 使用量・回数・時期は、必ず製品ラベルで確認する
シバキープ除草剤の種類と違い(比較表)
| 製品 | タイプ | 有効成分 | 肥料 | 使える芝 |
|---|---|---|---|---|
| シバキープⅢ粒剤 | 粒剤(土壌処理型) | メコプロップPカリウム塩、DBN | なし | 日本芝 |
| シバキーププラスα | 粒剤(土壌処理型) | トリアジフラム、DBN | あり | 日本芝 |
| シバキーププラスV | 粒剤(土壌処理型) | メコプロップPカリウム塩、DBN | あり | 日本芝(観賞用ジャノヒゲにも登録あり) |
| シバキープAL | 液剤(茎葉処理型) | MCPP | なし | 日本芝、ケンタッキーブルーグラス |
| シバキープエースシャワー | 液剤(茎葉処理型) | アシュラム、MCPP | なし | 日本芝 |
| シバキープⅡ粒剤(旧製品) | 粒剤(土壌処理型) | シアナジン、メコプロップPカリウム塩 | なし | 日本芝 |
効果の持続は、Ⅲ粒剤とプラスαがメーカー表記で約4か月です。粒剤は雑草の芽生えを抑えるもので、大きく育った雑草には効きにくいため、すでに生えている雑草には液剤を使います。
プラスαとプラスVの違い
「シバキープ プラスα」と「プラスV」は、どちらも除草成分と肥料を合わせた粒剤で、まくだけで除草と施肥を同時にできます。違いは除草成分と、使える場所です。なお、プラスVの除草成分はⅢ粒剤と同じ(メコプロップPカリウム塩・DBN)で、Ⅲ粒剤との違いは肥料が入っているかどうかです。
| 比べる点 | プラスα | プラスV |
|---|---|---|
| 除草成分 | トリアジフラム、DBN | メコプロップPカリウム塩、DBN |
| 肥料 | あり | あり |
| 主な対象雑草 | メヒシバ、スズメノカタビラ、トキンソウ、クローバー、スギナなど | 一年生雑草、スギナなど(ラベルで確認) |
| 使える場所 | 日本芝(こうらいしば) | 日本芝(こうらいしば)、観賞用ジャノヒゲ |
メヒシバやスズメノカタビラなどのイネ科雑草に悩んでいるなら、適用雑草に明記されているプラスα。スギナなどの広葉雑草が中心で、庭のジャノヒゲ(リュウノヒゲ)のまわりにも使いたいならプラスVが選びやすいでしょう。肥料が不要ならⅢ粒剤を選びます。
シバキープⅢ粒剤とⅡ粒剤の違い
Ⅱ粒剤はシアナジンとメコプロップPカリウム塩、Ⅲ粒剤はメコプロップPカリウム塩とDBNを組み合わせた粒剤です。どちらも日本芝専用の土壌処理型で、雑草の発生前〜発生初期にまきます。Ⅱ粒剤は現在メーカーの製品一覧に掲載がないため、これから買うならⅢ粒剤を選びます。
シバキープの使い方と散布時期
粒剤(Ⅲ粒剤・プラスα・プラスV)
粒剤は、雑草が芽を出す前〜芽を出したばかりの時期に、芝生全面にムラなくまきます。狙う雑草が芽を出す時期に合わせて、年2回まくのが基本です。
| 時期 | 狙う雑草 | 使うもの |
|---|---|---|
| 3〜4月 | メヒシバなど、春〜夏に芽を出す一年生雑草 | 粒剤(Ⅲ粒剤・プラスα・プラスV) |
| 5〜9月 | 生えてしまった広葉雑草・スギナ | 液剤(AL・エースシャワー)。真夏の高温期はラベルの注意を確認 |
| 9〜10月 | スズメノカタビラなど、秋に芽を出す一年生雑草 | 粒剤 |
| 手順 | 内容 |
|---|---|
| 1. 芝刈りをしておく | 芝を刈ってからまくと、粒が地面まで届きやすい |
| 2. 使用量を量る | 庭の面積から、ラベルの使用量(g/㎡)で必要な量を計算する |
| 3. ムラなくまく | 半分ずつ縦方向・横方向に分けてまくと、かたよりが出にくい |
| 4. 散布後の管理 | 水やりや雨の扱いは、ラベルの指示に従う |
- 西洋芝の庭(枯れる)
- 真夏の高温期、ひどく乾燥しているとき、芝が弱っているとき
- 芝を張ったばかり、エアレーションなどの更新作業の直後で根が傷んでいるとき
- 砂の多い土(薬害が出るおそれ)
液剤(AL・エースシャワー)
液剤は、生えている雑草の葉や茎にかけて枯らします。シバキープALはMCPPを成分とする広葉雑草用で、日本芝とケンタッキーブルーグラスに使えます。エースシャワーはアシュラムとMCPPを組み合わせた日本芝用で、メヒシバ・スズメノカタビラなどのイネ科雑草や、クローバー・カタバミ・スギナにも効きます(チガヤ・ササ・ススキには効きません)。散布後すぐに雨が降ると効果が落ちるため、晴れが続く日に使いましょう。
よくある質問
- シバキープは西洋芝に使えますか?
-
メーカーのシリーズ一覧で西洋芝(ケンタッキーブルーグラス)にも使えるとされている除草剤は、シバキープALだけです。Ⅲ粒剤・プラスα・プラスV・エースシャワーは日本芝用で、西洋芝にまくと枯れます。
- シバキープをまいたのに雑草が枯れません。なぜですか?
-
粒剤は雑草の芽生えを抑える土壌処理型のため、大きく育った雑草には効きにくくなります。すでに生えている雑草には液剤を使いましょう。土がひどく乾いているときも効果が出にくくなります。
- 雑草の種類がわからないときは?
-
芝生によく生える雑草は、写真で見分けられます。雑草の種類がわかれば、効く除草剤も選びやすくなります。



シバキープ以外の除草剤も含めた選び方は、次の記事でまとめています。



※製品情報は、各メーカーの公式サイトと農林水産省の農薬登録情報をもとにしています(2026年9月確認)。農薬は、必ず製品ラベルの使用方法(適用芝種・使用量・使用回数・時期)を守って使ってください。









