手押し、エンジン、乗用、コード、など芝刈り機の機能が沢山ありエンジン☓手押し、エンジン☓乗用など組み合わせによって様々な種類の芝刈り機があります。エンジン芝刈り機と聞くと自動で前に進むように思いますが刃がエンジンで回るだけ、という場合もあります。混乱しやすい芝刈り機の種類について調べました。
一般的にはきれいな仕上がりを目指すならリール式、雑草混じりでも大丈夫なロータリー式、キワ刈りや小さな庭にはバリカン式が使われます。芝生の面積では5坪、30坪、100坪ごとによりパワフルな芝刈り機が使われます。→ 100坪以上の芝生にはエンジン芝刈り機
芝刈り機の刈刃の種類:バリカン/リール/ロータリー
バリカン式の芝刈り機
ハサミのように両刃で挟み込んで切る方式。芝生の中央を芝刈り機で処理した後、芝生用バリカンでキワ刈りします。多くは小型のハンディサイズで取り回しが楽ですが一度に芝刈りできる幅=刈り幅が15cm程度なので広い芝生には向きません。→芝生の売れ筋バリカン比較
リール式の芝刈り機
リール式の芝刈り機はロータリー式より仕上がりが綺麗でゴルフ場でも使われています。らせん状の刃が付いたリールカッターと固定式のベッドナイフと呼ばれる刃で挟み込んで切る方式です。リールカッターは3〜6枚のものがありますが刃が少ないものは廉価版で刃が多いほうが仕上がりがきれいになります。簡易刃研ぎ(ラッピング)やリールカッターとベッドナイフの隙間を調整する「すり合わせ」というメンテが必要です。
ロータリー式の芝刈り機
大きな金属のバーが水平に回転して雑草や芝生を切り飛ばすのがロータリー式の芝刈り機です。構造が簡単でリール式のようなすり合わせ調整が不要なため機械に詳しくない人でも扱えます。切り飛ばす関係で切り口が粗くなり刈込み後に葉先が茶色く変色することがあります。その代わり雑草混じりでも関係なく刈れます。芝生の高さを調整する「刈り高」がリール式より高く設定できる物が多く動作音はリール式より大きくなります。
その他の芝刈り機の“刈刃”
草刈機・刈払機にはナイロンコードが回転して切り飛ばすナイロンカッターがあります。金属の刃が回転する方式はチップソーと言います。
金属刃のチップソーでは石や岩混じりの土地やコンクリートのキワ(際)など障害物がある場所で刃を痛めたり当たった反動で草刈機・刈払機が跳ねる「キックバック」で怪我をする心配があります。
国民生活センターでも“刈る草が柔らかい場合や作業場所が構造物周辺の場合は、キックバックが生じないナイロンカッターの使用を検討しましょう”としています(刈払機(草刈機)の使い方に注意-指の切断や目に障害を負う事故も-。エンジン式のチップソーの方がパワーや切れ味では優れますからメリット・デメリットで使い分けます。
金属刃とナイロンカッター両方使えてキワ刈りや石の多い所、芝の刈込み用にナイロンカッターを推奨している刈払機もあります。
現在「日工タナカ」ブランドから出ている「マイグリーン」という芝刈り機ではロータリー式とバリカンを組み合わせた回転ハサミ式方式を採用しています。口コミではきれいな仕上がりとの評判です。
芝刈り機の刃の動力:手動(手押し)/電動(充電式/コード式)/エンジン
手動と電動の違いは主に処理性能と騒音の大きさです → 処理性能に差!手動vs電動芝刈り機の違い。電動やエンジンにすれば数倍早く芝刈りできますが音が大きく住宅街では使いづらい機種もあります。
芝生用バリカンでは取り回しが楽なコードレスの充電式かコード式が主流です。
リール式の場合車輪と刃を連動させて前に手押しすると同時に芝刈りができる手動式が普及しています。充電式/コード式の電動芝刈り機も数万円〜買えます。リール式のエンジン付き芝刈り機は5万〜ゴルフ場で使うような大型機まで幅広い機種があります。
手動のロータリー式芝刈り機は余り見かけません。ロータリー式のエンジン付き芝刈り機は5万弱〜ゴルフ場で使うような大型機まで幅広い機種があります。芝生が100坪以上ならエンジン芝刈り機がおすすめです。
芝刈り機の乗り方:手押しカート/自走式/乗用
エンジン付き芝刈り機は全部自走かという手押しカートのものもあります。更に力を入れなくても進む自走式、座席が付いた大型の乗用芝刈り機もあります。