芝刈りは芝生の管理で一番頻繁な作業の1つ。芝生の面積が広くなればバリカンや手押し芝刈り機では大変になってきます。芝刈り機も刈り込み方式、動力、刈り幅など芝刈り機によって特徴が異なります。予算や面積も勘案して良い芝刈り機を選びましょう。
芝刈り機の動力の違い:手動・電動・エンジン
芝刈り機の動力が何に影響するかというと面積が広いほど強い動力の方が効率が良く楽、ということです。手押しで5坪から、電動で30坪から、エンジン付き芝刈り機で100坪くらいからになると思います。手動vs電動芝刈り機の違いをまとめてあります。ゴルフ場で使うようなエンジン付き芝刈り機は刃は複数個、座席付きと機能もお値段も豪華ですが家庭用は10万円台〜買えます。
▼ゴルフ場で使われる業務用芝刈り機の勇姿
芝刈り機の刈り刃の違い:リール式、ロータリー式、バリカン式
バリカン式の芝刈り機は手持ちできる小さなものも多くエッジの処理などに便利です。芝生バリカンの売れ筋を比較しました。電動やエンジン式芝刈り機で使われるリール式とロータリー式では仕上がりに違いが出ます。リール式の方が一般的に綺麗な仕上がりになります。固定式と移動する刃で切る点では髭剃りと似ていて長い髭(葉)が苦手という点も同じです。
効率の面では「刈り幅」が広い機種の方が一回に刈れる面積が広くなります。その代わり大きく重くなるため小回りは苦手です。
仕上がりがきれいなリール式芝刈り機
リール式ではリールカッターと呼ばれる螺旋状の刃が付いたドラムと、ベッドナイフと呼ばれる固定刃で挟み込んで芝生をはさみ切ります。「すり合わせ調節」と呼ばれるリールカッターとベッドナイフの隙間の調整が必要です。エントリー機だとリールが3枚刃だったりしますが5枚・6枚など多い方がこまめに切れる分仕上がりが綺麗です。
長い芝・雑草も刈れるロータリー式芝刈り機
刃の付いたバーが高速回転して芝生を切り飛ばすのがロータリー式芝刈り機です。芝の切り口はリール式より粗くなりますが長い芝や背の高い雑草混じりでも刈れます。構造が簡単でリール式では必要な「すり合わせ調節」が不要なので手入れが楽です。
バリカン式芝刈り機
芝刈りをバリカン式芝刈り機から始めた方も多いのではないでしょうか。数万円から購入でき手持ち〜手押し式、手動〜電動まで様々なタイプがあります。安価ですがエッジの処理などスポット処理向きで広い面積は大変です。
芝刈り機の面積による使い分け
庭全面を芝刈りするには手押し式芝刈り機〜が選択肢になります。一般家庭では車輪と刃が連動していて手押しで進むと刈れるリール式芝刈り機が多いのではないでしょうか。
1坪=3.31mですので5坪=16平米、30坪=99.3平米、100坪=331平米で30坪以上〜電動が視野に入ってきます。最近は電動芝刈り機も1万円〜出ていてお手軽です。
エンジン式芝刈り機もエンジン付き草刈り機を使ったことがある方なら大丈夫でしょう。夏は週一で芝刈りすることを考えれば最初から電動・エンジン付き芝刈り機でも十分元が取れます。
立派なエンジン芝刈り機も実は5万未満。