2月は厳しい寒さでコウライシバは休眠、西洋芝も生育が止まっている状態です。基本的に1月の芝生手入れと同じでコウライシバは草取り、西洋芝は保温、芝踏みが管理作業です。
2月の気候と芝生の手入れ管理作業
2月上旬は関東で5度前後で日本芝のコウライシバは地上部が枯れ地下部は休眠、西洋芝は生育停止している時期です。2月下旬は気温が上がりだします。
2月に発生する芝生の手入れ作業は草取り、芝踏み、落ち葉拾いなどです。
2月のコウライシバ(暖地型芝草・夏芝)の手入れ管理作業
芝刈り、水やり、病害虫駆除、施肥
不要です。
その他作業
草取り、芝踏み、落ち葉拾いを行います。秋に発芽する越年生の一年生雑草や多年生の雑草は冬も残っています。コウライシバが枯れている中では目立つのでこの機会に抜いてしまいましょう。個別の対策は関連記事を参考にしてください。
芝踏み
芝生が霜柱に持ち上げられると春に弱る原因になります。芝生を踏んで直します。
▼霜柱に持ち上げられた芝生
落ち葉拾い
広葉樹の落葉が分解されずに残ることがあります。覆われると翌春の光合成の邪魔になるのでサッチングの要領で取り除きましょう。
2月の西洋芝(寒地型芝草・冬芝)の手入れ管理作業
芝刈り、水やり、病害虫駆除、施肥
不要です。乾燥が続く場合水やりします。特に2月の施肥は春の雑草が増える原因になります。
西洋芝の冬季保温
寒地型芝草・冬芝の生育には5度以上が必要です。夜間は不織布で覆うなどします。例えば日産スタジアムでは半透明の不織布・ナイロン布を養生シートとしてかけることで地表温度が2度ほど上がり、霜焼けによる変色も防げるとしています。黒い布を日中もかけると光合成できなくなってしまうので注意してください。
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その他作業
コウライシバ同様に芝踏み、落ち葉拾いします。
適期がないエッジ切りを済ませる
壁際や縁石沿いは芝刈りできず伸ばしっぱなしだとだらしない印象を与えます。通路や花壇に入り込むランナーも同様です。ターフカッターを使い5cmくらい内側を切り取る「エッジ切り」は適期がないので作業が少ない冬に済ませるのがおすすめ。
1月、3月の芝生の手入れ
2月の前後の月は以下の手入れを行います。暖かくなる3月は西洋芝の生育が盛んになり、休眠していたコウライシバも芽吹きます。