ラゾーナ川崎は2017年11月30日、駅前広場「ルーファ広場」に人工芝を敷設する大規模リニューアルを発表しました。川崎駅直結の商業施設として2006年に開業し、2012年に続く2度目の大幅改装です。
今回のリニューアルが目指すのは、買い物だけでなく1日ゆっくり過ごせる施設への転換です。約103店舗の新規・改装オープンに加え、子連れ世帯への設備拡充、そして駅前広場の人工芝化という3つの施策が同時に進みます。
商業施設に人工芝の広場ができるのはめずらしいですね。どんな狙いがあるのでしょうか。




買い物客が座ったり寝そべったりできる緑の空間を用意することで、施設に長く滞在してもらう狙いがあります。タイル敷きの通路が多い商業施設では、人工芝は現実的な選択肢のひとつです。
川崎駅直結「ラゾーナ川崎」がリニューアルへ
ラゾーナ川崎は、旧東芝の工場跡地を再開発した大規模商業施設です。2006年の開業以来、川崎駅と直結する立地から地域の中核的なショッピングモールとして定着してきました。今回は2012年以来2度目となる大規模リニューアルです。
三井不動産が公表したリニューアル内容は、大きく3つの施策で構成されています。全体の約3分の1にあたる103店舗が新規・改装オープンし、子連れ世帯向けの設備が増強され、駅前広場「ルーファ広場」には人工芝が敷かれます。
店舗の刷新だけでなく、施設全体で「くつろげる場所」を増やす方向性がうかがえます。概要を整理すると、次のようになります。
| 施策 | 内容 |
|---|---|
| 店舗の刷新 | 約103店舗が新規・改装オープン |
| 子連れ向け設備 | 5階に人工芝敷きのイートインスペース「LAZOON TERRACE」を新設 |
| 広場の緑化 | 駅前広場「ルーファ広場」に人工芝を敷設し、憩いの空間に |
3つの施策はいずれも、買い物のための施設から滞在できる施設への転換を意図しています。とくに広場と5階テラスへの人工芝敷設は、店舗改装とは異なる「空間そのもの」への投資といえるでしょう。
駅前広場「ルーファ広場」が人工芝の憩いの場に
ラゾーナ川崎の中央にある「ルーファ広場」は、人工芝化によって座ったり寝そべったりくつろげる空間に生まれ変わります。3月下旬からは新しい広場を使ったイベントも予定されているようです。
公表されたイメージ図では緑の面積が大きく広がり、これまでのタイル敷きの広場とは印象が一変することが分かります。駅前という人通りの多い立地に緑の休憩スペースを設けるのは、商業施設としては珍しい試みです。



5階には人工芝を敷いたイートインスペース「LAZOON TERRACE」が設けられます。座席が硬いタイルではなく人工芝であれば、小さな子どもが座り込んでも汚れや転倒の心配が少なくなります。
広場や商業施設の緑地がどんな用途で活用されているかは、芝生の用途と利用シーンでも整理しています。公共空間の緑化を検討する際の参考になるはずです。



なぜ天然芝ではなく人工芝を選んだのか
もともとタイル敷きで人通りの多い場所に、新しく天然芝を育てるのは現実的ではありません。日照や水はけの条件を整えるのが難しいうえ、踏圧に弱い天然芝は通行量の多い駅前広場では傷みが早く進んでしまいます。子どもが寝転ぶ場面を想定すると、土で汚れやすい環境も避けたいところです。
その点、人工芝は日照条件を気にせず敷設でき、5〜8年程度使い続けられるとされています。傷んだ部分だけを部分的に張り替えられる点も、人が集まる広場には向いています。天然芝と人工芝の違いを整理すると、次のようになります。
| 項目 | 天然芝 | 人工芝 |
|---|---|---|
| 設置条件 | 日照・水はけの確保が必要 | 日照条件を問わず設置しやすい |
| 耐久性 | 踏圧に弱く定期的な養生が必要 | 5〜8年程度使用できる |
| 維持管理 | 刈り込みや施肥など日常管理が必要 | 傷んだ部分のみ交換できる |
| 初期費用 | 比較的抑えやすい | 導入時にコストがかかる |
人工芝は初期費用が天然芝より高くなりやすい点に注意が必要です。ただし駅前という人通りの多い立地では、日常管理の手間や踏圧による傷みを考えると、長期的にはバランスの取れた選択といえます。
人工芝の品質や選び方については、フットサル場の人工芝ソムリエがいる、という話で専門的な視点から解説しています。商業施設の広場と用途は異なりますが、素材選びの考え方は参考になります。
人工芝の購入や設置を検討する際は、芝生の販売形態と購入方法も確認しておくと、規模や用途に応じた選び方が見えてきます。駐車場やアプローチなど外構への緑化を考えている場合は、駐車場・アプローチなど外構の芝生緑化も参考になるでしょう。
まとめ
- 2017年11月30日、三井不動産が2度目の大規模リニューアルを発表
- 約103店舗が新規・改装オープン
- 駅前広場「ルーファ広場」に人工芝を敷設し、くつろげる空間に
- 5階には人工芝敷きのイートインスペース「LAZOON TERRACE」を新設
駅前という立地に緑の広場を設ける今回の試みは、商業施設が「買い物の場」から「過ごす場」へ役割を広げていく流れの一例です。3月下旬から始まるとされる新広場でのイベントで、実際の空間がどう使われるか注目したいところです。
よくある質問
- ラゾーナ川崎のリニューアルはいつ発表されましたか。
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三井不動産が2017年11月30日に発表しました。2012年以来2度目となる大規模リニューアルです。
- 人工芝はどこに敷設される予定ですか。
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駅前広場「ルーファ広場」に敷設される予定です。加えて5階のイートインスペース「LAZOON TERRACE」にも人工芝が使われます。
- リニューアルで新しくオープンする店舗はどれくらいありますか。
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全体の約3分の1にあたる103店舗が新規または改装オープンする予定です。
- 駅前広場を人工芝にするのはなぜですか。
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タイル敷きで人通りの多い場所に天然芝を育てるのは難しく、踏圧による傷みも早く進みます。人工芝は日照条件を問わず設置でき、傷んだ部分だけ交換できる点が広場に向いているためです。
- 人工芝はどのくらいの期間使えますか。
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一般的に5〜8年程度使用できるとされています。天然芝のような日照条件を必要とせず、傷んだ箇所だけを部分的に張り替えられる点もメリットです。





