シバニードアップ粒剤は、KINCHO園芸(2025年7月に住友化学園芸から社名変更)の芝生用除草剤です。雑草が生える前〜生え始めにまいて、一年生雑草やスギナなどの発生を抑える土壌処理型の粒剤で、高麗芝などの日本芝に使えます。西洋芝は枯れるため使えません。使い方と散布時期、シリーズのシバニードシャワーやMCPソーダ塩との違いをまとめました。
- シバニードアップ粒剤はシアナジン+DBNの土壌処理型。雑草の発生前〜発生初期に芝生全面にまく
- 日本芝(こうらいしば)専用。西洋芝にまくと枯れる
- 肥料も一緒に与えたいなら、肥料入りのマイターフ シバニードグリーン粒剤(日本芝用)
- 生えてしまった広葉雑草にはシバニードシャワー(MCPP。日本芝とケンタッキーブルーグラス)やMCPソーダ塩
シバニード・MCPソーダ塩の違い(比較表)
| 製品 | タイプ | 有効成分 | 使える芝 | 向いている場面 |
|---|---|---|---|---|
| シバニードアップ粒剤 | 粒剤(土壌処理型) | シアナジン、DBN | 日本芝 | 雑草が生える前〜生え始めの予防 |
| マイターフ シバニードグリーン粒剤 | 粒剤(肥料入り・土壌処理型) | シアナジン、DBN(+肥料) | 日本芝 | 除草と施肥を同時にしたいとき |
| シバニードシャワー | 液剤(茎葉処理型) | MCPPカリウム塩 | 日本芝、ケンタッキーブルーグラス | 生えている一年生の広葉雑草 |
| シバニードシャワーDX | 液剤(茎葉処理型) | アシュラム、トリクロピル | 日本芝 | 生えている雑草(日本芝のみ) |
| MCPソーダ塩 | 液剤(水でうすめて散布) | MCPAナトリウム塩 | 日本芝、ケンタッキーブルーグラス | チドメグサ、クローバーなどの広葉雑草 |
シバニードアップ粒剤は、芝生のほかツツジ類・ツバキ類にも登録があります。MCPソーダ塩は、登録は日産化学で、KINCHO園芸が販売している製品です。
シバニードアップ粒剤の使い方と散布時期
シバニードアップ粒剤は、雑草が芽を出す前〜芽を出したばかりの時期にまきます。草丈が伸びた雑草には効きにくいため、春の雑草が生えそろう前に散布するのがポイントです。効果が切れるころに2回目をまくと、夏までの雑草を抑えやすくなります。
| 手順 | 内容 |
|---|---|
| 1. 芝刈りをしておく | 芝を刈ってからまくと、粒が地面まで届きやすい |
| 2. 使用量を量る | 庭の面積から、ラベルの使用量(g/㎡)で必要な量を計算する。多くまくと芝も傷む |
| 3. ムラなくまく | 半分ずつ縦方向・横方向に分けてまくと、かたよりが出にくい |
| 4. 散布後の管理 | 水やりや雨の扱いは、ラベルの指示に従う |
- 西洋芝の庭(枯れるため使用しない、とメーカーが明記)
- 真夏の高温期、ひどく乾燥しているとき、芝が弱っているとき
- 砂の多い土(薬害が出るおそれ)
- 決められた量を超える散布
シバニードシャワー:生えた広葉雑草に
シバニードシャワーは、薄めずにそのまま雑草にかけられるシャワータイプの液剤です。成分はMCPPカリウム塩で、日本芝とケンタッキーブルーグラスの一年生広葉雑草に使えます。イネ科雑草には効きません。気温が低い時期や、散布後すぐに雨が降ると効果が落ちるため、暖かく晴れた日に使いましょう。日本芝専用のシバニードシャワーDX(アシュラム・トリクロピル)もあります。
MCPソーダ塩:チドメグサ・クローバーに
MCPソーダ塩は、液剤を水でうすめて噴霧器で散布する広葉雑草用の除草剤です。成分はMCPA(MCPAナトリウム塩)で、日本芝とケンタッキーブルーグラスに使えます。登録上の使い方は、日本芝で1㎡あたり本剤2gを200〜300mlの水でうすめて散布します。チドメグサやクローバーによく効く一方、カタバミなど枯れにくい雑草もあります。
MCPソーダ塩と、よく比べられるMCPP・ザイトロン(トリクロピル)の違いは、次の記事の早見表で解説しています。



よくある質問
- シバニードアップ粒剤は西洋芝に使えますか?
-
使えません。メーカーは、西洋芝は枯れるので使用しないよう案内しています。ケンタッキーブルーグラスの庭で広葉雑草を枯らすなら、シバニードシャワーやMCPソーダ塩など、適用芝種にケンタッキーブルーグラスがある製品を選びます。
- 「しつこい雑草退治スプレー」はもう売っていませんか?
-
メーカーの販売終了品目に入っています。薄めずにそのまま雑草にかけられる芝生用の除草剤を探すなら、同じトリクロピルを含む日本芝用の「シバニードシャワーDX」(アシュラム・トリクロピル)や、日本芝とケンタッキーブルーグラスに使える「シバニードシャワー」(MCPP)があります。
- シバニードアップ粒剤とシバキープはどちらがいいですか?
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どちらも日本芝用の土壌処理型の粒剤で、使い方はほぼ同じです。成分が異なるので、困っている雑草が適用雑草に入っているかをラベルで比べて選びましょう。シバキープの製品ごとの違いは次の記事で解説しています。



※製品情報は、各メーカーの公式サイトと農林水産省の農薬登録情報をもとにしています(2026年9月確認)。農薬は、必ず製品ラベルの使用方法(適用芝種・使用量・使用回数・時期)を守って使ってください。









