芝生の手入れ12月の作業は?

秋から冬に切り替わる12月、コウライシバは休眠期に入り地上部の枯れが進みます。西洋芝も生育がにぶり葉の色の鮮やかさもくすんできます。霜焼けによる変色に注意します。12月の芝生の手入れ管理作業としては冬雑草の草取り、西洋芝の施肥程度です。

その土地の気候によって芝生の管理も変わりますがここでは暖地型芝草の代表で高麗芝(コウライシバ)、寒地型芝草の代表で西洋芝、エリアは関東以西の想定で説明します。

12月の気候と芝生の手入れ管理作業

関東では平均気温が10度から5度に向かって下がってくる月です。コウライシバは15度以下で休眠に入り地上部が枯れていきます。日当たりの良い場所では緑が残りますが枯れ葉色の所が増えていきます。

寒地型芝草の西洋芝はコウライシバより寒さに強く5度以上で生育しますが秋盛んに生育していた時期より生長が鈍ってきます。緑を保ちますが鮮やかさがくすんできます。

▼コウライシバと西洋芝が混在する公園。12月上旬、西洋芝は鮮やかな緑色を保っている。

▼12月の新宿御苑の芝生。
新宿御苑の芝生広場

12月のコウライシバ(暖地型芝草・夏芝)の手入れ

芝刈り、水やり、病害虫駆除、施肥

不要です。

芝張り、種まき

12月の気候は暖地型芝草の発芽適温20度、生育適温25-35度以下のため適しません。春まで待ってください。

その他作業

スズメノカタビラなど秋冬に発生する雑草はこの時期除草しておくと翌春が楽になります。個別の対策は芝生の雑草(種類と写真、対策)を参考にしてください。

12月の西洋芝(寒地型芝草・冬芝)の手入れ管理作業

芝刈り、水やり、病害虫駆除

不要です。乾燥が続く場合水やりします。

施肥

化成肥料を20g/m2施します。

芝張り、種まき

12月の気候は寒地型芝草の発芽適温15度、生育適温15-25度以下のため適しません。春まで待ってください。

混合西洋芝の種まき

西洋芝など芝生の種まき 時期と方法

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12月の前後11月、1月の芝生の手入れ

12月の前後の月は以下の手入れを行います。11月はコウライシバが秋の穂を出した後低温による休眠時期に入ります。西洋芝は生育が盛んです。寒い1月はコウライシバ、西洋芝共生育が止まっていて大きな手入れはありません。草取り、芝踏み、落ち葉拾いなど環境整備程度です。

明治神宮の芝生広場

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