港区の芝公園、増上寺、東京プリンスホテル、ザ・プリンス パークタワー東京一帯は大きな緑地帯となっています。芝公園には大きな芝生広場があり子供を遊ばせたりピクニックするのに適しています。また増上寺脇の階段を上がるとザ・プリンス パークタワー東京の敷地に「プリンス空中庭園」の芝生広場があり東京タワーが見える公園となっています。都内全域は東京都内の芝生広場がある公園(ピクニック・子連れ)をどうぞ。
追記:ゴールデンウィークの芝公園再訪
記事公開時は冬だったため春に再訪してきました。季節が混じってしまうため追記という形にします。冬と比べると露地の部分が減りほとんど緑に覆われています。芝公園は西洋芝ですがコウライシバより低温から生長再開するためゴールデンウィークにはこのように緑の絨毯に戻ってきます。
スポーツをしたりレジャーシートを広げてピクニックしたり夕焼けの東京タワーを待つ人々が見られました。
▼拡大すると株で大きくなる冬芝と匍匐茎で横に広がる夏芝が混在している。
芝公園の芝生広場
芝公園は港区の公園で増上寺の周りに広がる都立芝公園、港区立芝公園の総称。芝公園は明治時代の開園と上野恩賜公園と並ぶ古い公園で元々は増上寺の敷地でしたが戦後政教分離の観点から独立した都立公園として整備されています。
増上寺はもちろん東京プリンスホテル、ザ・プリンス パークタワー東京などのホテル群、東京タワー、軟式野球場、テニスコート、図書館、港区役所など利用シーンが多いエリアです。
都立芝公園のメインとなる芝広場があるのは増上寺の左側のザ・プリンスパークタワー東京側。
5100平米の芝生広場全景。夏はピクニックに良さそうです。後方の高層ビルはザ・プリンスパークタワー東京。左奥のこんもりした山が丸山古墳で都内最大級の前方後円墳と言われています。
都内の大規模公園では珍しく西洋芝を採用しています。混合西洋芝で一年中芝があると言ってもまばらに冬芝がある、程度の公園が多いんですが芝公園は比較的冬芝のカバー率が高く良好な状態です。ちなみに冬でも一面真緑なのは錦糸公園、南池袋公園です。
芝が比較的良好な状態なのは2006年に芝が再整備され比較的新しい状態だからと思います。芝を張り替えると雑草を一旦リセットできます。
港区立芝公園は、平成14年10月以降暫定開放されていましたが、平成16年度に区民参加のワークショップ方式により公園の基本計画をつくり、平成18年度に本格整備を行いました。災害用マンホールトイレ、かまどベンチ、雨水貯留槽や太陽光発電機による照明施設や時計等を配置し、広域避難場所としての機能を充実しています。さらに、既存樹木を活かしつつ新たな樹木を植栽し広場を芝生とするなど敷地全体を緑化し、園路は保水性舗装とするなどヒートアイランド対策にも力を注ぎました。
港区公式ホームページ/芝公園
傷んだ箇所を張り替えた跡もあり芝生維持の予算が付いていることがわかります。
通路脇などは踏圧でどうしても芝が剥げてしまいますが緑色の補強材が入っています。芝生広場全体に敷かれているのか通路沿いだけなのかはわかりません。前回の芝の張替えで床土ごと手を入れた際のものと思います。
表面は床土として目砂が入っています。雨から数日経っていても湿っていて水はけは良くなさそうです。
芝公園の子供向け設備
芝生広場には小さな遊具が一つあるだけです。写真の左側の建物は8:30からやっている管理事務所で右側がトイレと自動販売機。奥のビルは虎ノ門ヒルズ。普段は休憩スペースとして机や椅子が出ています。芝公園の芝生広場自体が広く大通りで囲まれて外に出るのも大変ですからありがたいですね。
増上寺脇を上ったプリンス空中庭園
「プリンス空中庭園」は位置の説明が難しいのでGoogleMapで。増上寺脇の惣門を上がっていた先でザ・プリンス パークタワー東京の敷地が一般公開されています。
国の重要文化財「惣門」の周辺には芝が敷かれています。ザ・プリンスパークタワー東京エリアは徳川幕府2代目秀忠の霊廟でしたが東京大空襲で失われています。
何やら粗い芝ですね…ノシバの軸刈りのようにも見えますがランナーもなく芝の品種はよくわかりません。斜面もあるので芝刈り機ではなく草払い機で刈ったのかもしれません。
ゴールデンウィークに再訪。全面緑で5cm以上の株も見られ西洋芝??でしょうか。わかりません…
惣門の先の階段から振り返った所。東京大空襲前は秀忠の霊廟に続いていました。
惣門の奥の階段を上がっていくとザ・プリンスパークタワーが管理している「空中庭園」の芝生広場に出ます。周辺より一段高く開けているので東京タワーがよく見える穴場です。
芝生は養生期間でしたが4月以降開放されるようです。犬をノーリードで離さないよう強めの注意書きが有ります。
ゴールデンウィーク頃に再訪。既に開放され緑の面積も大分濃くなっています。散策したりピクニックする人々が見られました。
▼遠目には全面緑に見えるがまだ白い所も多いコウライシバ。雑草も少なくよく手入れされています。