室内なら冬でも芝生が枯れないのでは?!【DAY0】

芝生には夏芝と冬芝があり“日本芝”は夏芝、”西洋芝”は冬芝に分類されます。夏芝は冬になると地上部が枯れ翌春まで地下茎のみとなります。薄茶色の芝生もちょっと寂しいですよね。芝生の種まき全般についてはこちら。

では暖かい室内で育てれば一年中緑の芝生を楽しめるのでしょうか?!色々調べるとどうも可能そうなので“夏芝も室内で年中緑”を試してみることにしました。

室内で芝生を育てるのに必要なもの

庭なら芝生を貼り付けますが卓上で愛でるため今回はプランターで種から育てます。用意したのはプランター、底石、床土、目土、日本芝の種。

プランター

以下の土壌を作れるプランターを探しました。網状の底を持つプランターであれば底石は要らない気もしますが芝生には水はけが重要!とあちこちで見かけるので念のため。床土は5cm程度で大丈夫ですが頻繁に植え替えられないので根が詰まらないよう深めにしました。芝生を種から育てる場合乾燥が心配です。根付くまで保護するため目土で覆います。

水やりの後下が汚れない受け皿があることも気に入りました。

底石

鉢底石は排水性や通気性のため入れます。根腐れ防止に役立ちますが網目が大きめのプランターであれば要らない気も….。amazonを探していたらネット入りの軽石で再利用もできる!というアイデア商品が気に入ってしまったので購入。

床土

床土には畑の土や腐葉土が使われます。ホームセンターで園芸用の土を買ってくるのがお手軽ですが国立競技場向けに開発されたという「エコクレイ芝の床土」という商品を発見。サッカー観戦する身としては国立競技場のロマンには逆らえません。排水性、通気性が高く、芝生が好む弱酸性という特徴を持ちます。

目土

「目土」と「目砂」、どちらにすべきか悩みました。両方共、種や苗を保護する機能は同じです。目砂の場合耕したり追加したりしていくうちに砂の割合が増えていってしまうのでは?と思いいずれ自然分解される「目土」を選びました。種を植えた後にかぶせて芽吹くまで水分保持して貰います。孟宗竹を原料とした芝生の目土

【使用のめやす】
◆1m2当たり5Lが目安で、年1~2回を散布して下さい。
◆BLパウダーは通常の目土と同じ使い方ができます。
◆年1~2回、春(4~5月)または秋(9~10月)に厚さ3~5mm敷き詰めます。 このとき、芝の葉を竹チップに埋めてしまうと枯れるので、柔らかい箒で均一に均し、葉がBLパウダーに埋まらないようにします。 最後に散水し、葉に付いたBLパウダーを洗い流します。
【特長】
★BLパウダーは、生分解性の目土ですから、数年で分解し姿を消します。
★柔らかいBLパウダーは、芝の根を踏み付けから保護します。
★BLパウダーは、芝生に必要な肥料分を含むため、高麗芝の場合は他に肥料は要りません。 窒素消費量の多い西洋芝で、窒素分が不足し葉の色がやや黄色っぽくなる場合は、BLパウダーと窒素肥料を混合して与えてください。
【なぜ目土は必要なのか】
目土は、芝生の表面にできる凹凸を均し、芝の成長点を保護します。また、高麗芝では地下茎の生育を、西洋芝では株の分けつ(根元で枝分かれして茎が増えること)を促し密度の高い芝生にします。
目土には砂がよく使われますが、当然ながら砂は分解しません。何年も経つうちに目土が溜まり、やがて芝生の勢いが衰えてきます。目土の過剰堆積は、分厚い目土が水を通さない層を作り水はけが悪くなったり、養分が十分保持されず芝の生育が悪くなったり……と、芝には良くないことが多く、芝の張り替えなど大変な手間がかかります。

目土を選ぶポイント
目土には雑草の種などの不純物が混じっていないものを選びます。除塩済の海砂、川砂などの種が混じりようがないもの、あるいは今回の竹のように材料がはっきりしていて混じりにくいもの、が候補です。

芝の種

日本芝でも暖かい室内なら冬も枯れずに緑を維持できることを証明するチャレンジなのでできるだけ代表的な品種にしてみました。ガーデニングの大手タキイのネット通販サイトには芝生のコーナーもあります。日本芝の中では高麗芝がポピュラーですがタキイでは扱っていなかったためプランターに便利な袋サイズがある「ノシバ・芝太郎」を購入。

芝草 | 緑肥・景観用・芝草のタネ | | 種・苗・球根・ガーデニング用品・農業資材の通販サイト【タキイネット通販】

ノシバ・芝太郎

性質は非常に強健で管理がしやすい。ほふく茎で草丈低く広がる。初期生育は遅い。

種子:1袋(約0.5m2分)
[播種量]:15~20g/m2
[播種期]
4~7月上旬
【暖地型芝草】
暑さ・乾燥に強く、管理は容易。冬は休眠し、地上部が茶色くなる。

次回は、種をまく所から。

室内で冬でも常緑芝生チャレンジをまとめて見るには

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