芝生のキノコ(シバフタケ、ホコリタケなど)

雨後などに急に生えてくるキノコは目立つのでよく話題になります。シバフタケの他、芝生に生えるキノコは数十種類が知られていて梅雨時など湿度が高い時に生えます。サッチなど有機物が多い環境で発生しがちで数が多い場合芝の色が濃くなったり、菌糸の撥水作用により芝がリング状に枯れるフェアリーリング病の原因になります。

芝生の雑草:スギナ

芝生の雑草(種類と写真、対策)

2017/10/18

シバフタケなど芝生に生える代表的なキノコ

茶色の傘を持つその名も「シバフタケ」と白いボール状の「ホコリタケ」が代表的。

写真のシバフタケは「むねさだブログ」のブロガー@むねさださんに提供いただきました。
芝生のキノコ「シバフタケ」

芝生に生えたホコリタケの仲間。おそらくヒメホコリタケ(9月, 埼玉県, 読者提供)。
ホコリタケの仲間

芝生に生えたキノコ。種類は不明(9月, 埼玉県, 読者提供)。
芝生に生えたキノコ

ゴルフ場の芝に生えたキノコ(9月, 北海道, 読者提供)。種類は不明。テングタケの仲間?
テングタケの仲間

シバフタケ由来のフェアリーリング病対策

好奇心は引くものの少数なら対処の必要はない。土壌の有機物が多いと発生が見られるので造成時に堆肥が多いと数年後に多発することがある。シバフタケなどのキノコ類の菌糸が地中で成長すると環状に変色・枯死する「フェアリーリング病」の原因となる。一時的に栄養状態がよくなり環状に緑色が濃くなるものの、土壌の撥水性が高まり芝が枯れる。対策としては「グラステン水和剤」などの殺菌剤を用いる。